産泰神社 |
| 全国の歴史的(遺跡・遺構・遺物・建造物)>産泰神社(群馬県前橋市下大屋) |
産泰神社 |
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産泰神社:動画
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| 名 称 | ・産泰神社 |
| 読み方 | ・サンタイジンジャ |
| 場 所 | ・群馬県前橋市下大屋 |
| 備 考 |
産泰神社:由来・歴史・概要
・産泰神社が何時頃開創されたのかは判りませんが、本殿背後には約13万年前に発生した赤城山の「石山なだれ」により、当地まで流れ着いた溶岩が冷え固まり独特な景観を造り出している事から、古代人の素朴な自然崇拝や、奇岩怪石に神が降臨する磐座に見立て事が信仰の源泉だった可能性があります。
現在でも石山には注連縄が張られ、数多くの小さな石燈籠や石祠等が建立されており、信仰の対象になっていた事が感じられます。 古墳時代には赤城山を信仰した上野国造家とされる上毛野氏と関係が深いと思われる一族が境内の周囲に大黒塚古墳や伊勢山古墳、阿久山古墳等を築造し古墳群を形成しており、当社との関係性が窺えます。 産泰神社の境内と赤城山の山頂を結ぶ直線上には、赤城神社の本社格とされる三夜沢赤城神社が鎮座し、当初の参道も山頂を意識するような南北に軸線があり、背後に赤城山が控えるように社殿も南向きで、まるで赤城山を御神体と見立てるような配置となっていました。 又、社号の「サンタイ」は赤城山山頂に形成された大沼の本地である千手観音菩薩、小沼の本地である虚空蔵菩薩、地蔵岳の本地である地蔵菩薩の三所明神を三体として奉斎した事が由来になったとも云われています。 一方、「産泰神社由来記」によると日本武尊が東夷東征で当地を訪れた際に創建されたとも、履中天皇元年に鎮座したとも云われています。 日本武尊の妃とされる上妻媛命は、赤城山を信仰した上毛野氏の祖である豊城入彦命の娘、又は曾孫とも云われ、赤城神社の祭神である赤城神と豊城入彦命は同体である事から、赤城信仰と日本武尊との関係が窺えます。 又、日本武尊が子持山に木花開夜姫命を勧進し、上妻媛命子に授かることを念じると見事懐妊し、無事岩鼓王を産んだとの伝承がある事から、社号の「サンタイ」にも肖り、当社にも同じような伝説があり祭神として木花開夜姫命が奉斎されたのかも知れません。 産泰神社が所有する瑞花双鳳八稜鏡は平安時代に制作され、銅製、径16.6cm、鳳凰や花等が描かれているもので、当時から継承していたとすると、少なくとも平安時代には既に当社が奉斎されていた事となります。 戦国時代に小田原北条氏の戦乱により大きな被害を受け、中世以前の由緒も失われています。 その後、再興が図られ、江戸時代には前橋藩の庇護を受けるようになりました。 特に藩主である酒井雅楽頭が篤く帰依し、奥方が懐妊すると当社で安産祈願を行い、無事出産し母子ともに健康だった事から、神意に感謝し社殿を造営しています。 社殿の建て替えの際には、今迄南向きだったものを、居城である前橋城に向くように西側に方向転換し、参道に到る道は産泰道路と呼ばれるようになりました。 又、社殿の格天井には酒井雅楽頭家姫路藩世嗣酒井忠仰の次男として生れ、絵師、俳人である酒井抱一が描いたと伝わる極彩色の花鳥図があり、信仰の篤さが窺えます。 享和元年(1801)には正一位に叙され、格式の高い神社だった事が窺えます。 祭神が木花開夜姫命で、社号の「産泰」が「産」や「胎児」の「たい」に通じ、藩主の安産祈願を行った故事等から古くから安産・子育ての守護神として広く信仰されました。 特に本殿背後の石山の隙間は、母親の胎内に見立てられ、懐妊した女性がくぐると安産になると云われる「胎内くぐり」があり、底を抜いた柄杓は水が抜けるように安産になるとの暗示から「抜けびしゃく」を奉納する若夫婦が絶えなかったと伝えられています。 明治時代初頭に発令された神仏分離令により、仏教色が一掃され村社に列格しています。 毎年4月18日開催の例祭で奉納される太々神楽は、少なくとも江戸時代には演じられていた出雲神楽の系統を引くもので、現在でも「猿田彦の舞」「四神の舞」など23座が舞われ、衣装や面等も江戸時代のものを継承し、貴重な事から、前橋市指定重要無形民俗文化財に指定されています。 又、江戸時代後期まから末期に造営された本殿・幣殿・拝殿・神門及び境内地は貴重な事から群馬県指定重要文化財に指定されています。 産泰神社:動画
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