称名寺(安中市) |
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称名寺 |
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名 称 | ・称名寺 |
読み方 | ・しょうみょうじ |
場 所 | ・群馬県安中市板鼻 |
備 考 |
称名寺:由来・歴史・概要
・称名寺は天徳元年(957)に慈慧大師良源が開創したと伝わる天台宗の寺院です。
良源は第18代天台座主で比叡山延暦寺を中興し元三大師や厄除大師として庶民からも信仰された天台宗の名僧として知られています。 鎌倉時代には佐野源左衛門尉常世が一夜の宿を求め、出立の際に馬の鞭として利用していた紅葉の枝を地面に突き刺すと、その先端から根を張り出し立派な紅葉になったと伝えられています。 称名寺の「逆さモミジ伝説」は板鼻七不思議に数えられています。 称名寺は八幡宮の別当寺院、天台宗の修験道場として寺運も隆盛したようですが、室町時代前期頃には衰微していたようで、永享年間(1429〜1441年)に明尊法印が中興開山し、江戸時代には寺領27石余りが安堵されています。 梵鐘は称名寺配下の泉徳寺の鐘として宝永5年(1708)に奉納されたもので、鋳物師は当地出身の金井兵部重久、太平洋戦争末期には金属不足の為、供出が求められたものの金井兵部重久の代表作で鐘座の連辨三鈷杵の特殊な組み合わせや文様下帯の蔓草模様が優秀珍奇である事が評価され、供出を免れています。 称名寺の鐘は貴重な事から安中市指定重要文化財に指定されています。 山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、高麗門形式、構造部は弁柄色で彩られ、細部にも彫刻が施されています。 裏門は板鼻陣屋の陣屋門を移築した建物で、切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式、板鼻陣屋の数少ない遺構の一つとして貴重な存在です。 本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、正面千鳥破風、平入、内部の内陣には本尊となる千手観世音菩薩像が安置されています。 鐘楼は入母屋、銅瓦棒葺き、桁行1間、梁間1間、上層部外壁は柱のみの葺き放し、弁柄色、下層部は袴腰。 上野国順礼札所三十四ヵ所:第三十二番札所(札所本尊:聖観世音菩薩) 称名寺(群馬県安中市):動画
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