小川家住宅:由来・歴史・概要
・小川家は戦国時代に当地の領主で金山城の城主だった由良家の家臣だった家柄でしたが、天正18年(1590)の小田原の役で由良家は北条氏に加担し上総国牛久領に移封になった為、当地に帰農したようです。
その後は当地の実力者として組頭や、名主等を歴任し様々業種を生業とした豪商としての一面もありました。
小川家住宅主屋は寛政4年(1792)頃に建てられた建物で、木造2階建て一部平屋建て、切妻(西側の平屋部は寄棟)、桟瓦葺き、建築面積301u、「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成17年(2005)に国登録有形文化財に登録されています。
小川家住宅長屋門は大正9年(1920)の火災で焼失後の昭和10年(1935)に建てられた建物で、木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、桁行26m、向かって左側が土間の倉庫、西側は2戸分の居室、中心が門戸、建築面積176u、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成17年(2005)に国登録有形文化財に登録されています。
小川家住宅蚕室は大正年間に建てられた建物で、木造平屋建て、切妻(中央には「カンキマド」付)、鉄板葺き、平入、周囲に下屋庇付、建築面積85u、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成17年(2005)に国登録有形文化財に登録されています。
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