善龍寺(桐生市)

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善龍寺
善龍寺の画像
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名 称 ・善龍寺
読み方 ・ぜんりゅうじ
場 所 ・群馬県桐生市新里町武井
備 考
善龍寺:由来・歴史・概要
・能城山持明院善龍寺は寛永2年(1625年)に群馬県桐生市新里町新川に境内を構えている善昌寺の隠居寺として開創された天台宗の寺院です。

伝承によると江戸幕府の重鎮で徳川将軍家の菩提寺である上野寛永寺住職、天海僧正は少年時に善昌寺で厳しい修行や学問の習得を行った関係から善昌寺を訪ねました。

その道すがら、当寺にも立寄ると寛永寺と同じ年に開創したにも関わらず、未だに山門が無かった事から不憫に思い、寛永寺の裏門を移築したと伝えられています。

善龍寺山門は切妻、銅板葺き、一間一戸、四脚門形式、東袖壁付、西袖壁潜戸付き、柱径32cm、柱間3.1m、虹梁上の透かし彫りの彫刻は伝左甚五郎作、貴重な事から昭和48年(1973)に桐生市指定文化財に指定されています。

その後、衰微しましたが正徳3年(1713)に大阿闍梨尊浄大和尚が中興しています。

明治14年(1881)に発生した火災により多くの堂宇が焼失した事で荒廃しましたが昭和2年(1927)に再興を果たしています。

善龍寺本堂は明治14年の火災で焼失後の明治16年(1883)に再建されたもので、木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。

宝篋印塔は延享2年(1745)に善龍寺三世慶寛和尚の発願で大乗妙典100余部を読誦し、その供養の為に建立されたもので、石工は信州高遠溝口村の宮下伊八、貴重な事から昭和48年(1973)に桐生市指定文化財に指定されています。

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