矢吹家住宅主屋は明治４５年（１９１２）に建てられた建物で、木造２階建て、片面入母屋、片面寄棟兜造り風、茅葺鉄板覆い、平入、桁行２４ｍ、建築面積３５７㎡。
矢吹家住宅南門及び外塀は昭和初期に建てられた建物で、南門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、間口２．７ｍ、腕木門形式。外塀は木造、桟瓦葺き又は鉄板葺き、真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り、総延長４０ｍ。
矢吹家住宅新蔵は昭和３年（１９２８）に建てられた建物で、土蔵造り２階建て、切妻、置き屋根、桟瓦葺き、平入、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁、建築面積９４㎡。
矢吹家住宅表門は大正７年（１９１８）に建てられた建物で、切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式、総ケヤキ造、間口３．３ｍ、左右袖塀付。
矢吹家住宅味噌蔵は昭和初期に建てられた建物で、土蔵造り２階建て、切妻、桟瓦葺き、平入、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁、門付、基本的には味噌が所蔵される蔵ですが、その南側には平屋建ての座敷が附属、建築面積９４㎡。
矢吹家住宅外便所は昭和初期に建てられた建物で、木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は板張り、丸窓付、建築面積１９㎡。
矢吹家住宅道具蔵及び木小屋は昭和初期に建てられた建物で、土蔵造り平屋建て、、切妻、桟瓦葺き、平入、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁、建築面積４２㎡。
矢吹家住宅文庫蔵は大正３年（１９１４）に建てられた建物で、土蔵造り２階建て、切妻、桟瓦葺き、平入、外壁は海鼠壁黒漆喰仕上げ、腰壁は布石積、二階が和室の書斎、建築面積５３㎡。
矢吹家住宅新座敷は昭和初期に建てられた建物で、木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、下屋庇は鉄板葺き、内部は８帖間が２室三方縁側付、建築面積５４㎡。
矢吹家住宅座敷蔵及び仏間は明治時代に建てられた建物で、土蔵造り２階一部平屋建て、切妻、桟瓦葺き一部鉄板葺き、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁、建築面積９７㎡。
矢吹家住宅庭門及び内塀は昭和初期に建てられた建物で、庭門は切妻、鉄板葺き、一間一戸、間口１．６ｍ、腕木門形式。外塀は木造、鉄板葺き、壁面は下見板張り、総延長２８ｍ。
矢吹家住宅主屋、新蔵、表門、味噌蔵、新座敷、南門及び外塀、文庫蔵、座敷蔵及び仏間、道具蔵及び木小屋、外便所、庭門及び内塀は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成２７年（２０１５）に国登録有形文化財に登録されています。