両原八幡神社の鳥居

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両原八幡神社
両原八幡神社
両原八幡神社
両原八幡神社
両原八幡神社
名 称 ・両原八幡神社の鳥居
読み方 ・りょうはらはちまんじんじゃのとりい
祭 神 ・品陀別命、他2柱
場 所 ・福島県大沼郡昭和村大字両原字天狗屋敷
建築年 ・宝永2年=1705年
種 類 ・明神鳥居
材 質 ・石造(基壇:コンクリート造)
形 状 ・高さ3.17m、柱間2.3m、柱径26cm
製作者 ・信州高遠石工
文化財 ・昭和村指定文化財(歴史資料)
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・集落を見守る素朴な鎮守で、集落の入口付近に鎮座している事から集落の結界神の要素が兼ね備わっていたのかも知れません。
備 考
両原八幡神社:由来・歴史・概要
・両原八幡神社の創建年等は不詳ですが、古くは弓矢八幡大菩薩と呼ばれ、祭神である品陀別命は八幡神の別名で、源氏の氏神だった事から軍神として信仰され、戦時中には両原集落の住民や氏子達が出兵した際にはその無事を祈り、陰膳を供え幟旗を奉納する習慣があったそうです。

江戸時代以前は神仏習合していましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され村社に列格しています。

石造鳥居は江戸時代中期の宝永2年(1705)に数多くの名工を輩出した信州高遠の石工が手掛けたもので、柱には銘が刻まれている事で制作年が明確で技術的にも優れ、高遠の石工との関わりあいが判る歴史的資料としても貴重な事から平成9年(1997)12月1日に昭和村指定文化財に指定されています。

境内に植樹された御神木であるイチョウは推定樹齢300年、樹高15m、幹周3.6mの古木大木で、両原集落で最も歴史ある樹木として貴重な事から平成9年(1997)12月1日に昭和村指定天然記念物に指定されています。

社殿は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、意匠的なものは少なく素朴な印象を受けます。

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