春日神社の鳥居

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春日神社
春日神社
春日神社
春日神社
春日神社
名 称 ・春日神社の鳥居
読み方 ・かすがじんじゃのとりい
祭 神 ・春日神
場 所 ・岡山県笠岡市小平井
建築年 ・天文5年=1536年
種 類 ・明神鳥居
材 質 ・石製(花崗閃緑岩製)
形 状 ・高さ3.6m、柱間下部(芯々)282cm、柱間上部(芯々)242cm
・笠木長430cm
製作者 ・−
奉納者 ・渡辺杢之允正(領主:備後国沼隈郡山田村)
文化財 ・岡山県指定文化財
評 価 ★★★★★★★★☆☆
感 想 ・バランスが良い鳥居です。境内にはその他にも石燈籠や石造狛犬等の石造物があります。
備 考
春日神社:由来・歴史・概要
・春日神社は建武2年に笠岡の領主である陶山義高が奈良の春日大社の御霊を勧請し開創されたと伝わる神社です。

伝承によると元弘年間に笠置山城が落城した際、陶山義高が南都春日神社の神鏡と木像を奉携、建武2年に社殿を造営すると上記の神鏡と木像を安置したと伝えられています。

陶山氏は平安時代から鎌倉時代にかけて備中国に本貫地を持っていた武士団で、義高の代で今までの本拠地だった陶山城から笠岡山城に本城を遷しています。城下町の整備にも尽力し、元弘元年に吉田にあった遍照寺を笠岡に遷しています。

鎌倉時代末期には鎌倉幕府方として行動しましたが、その後、後醍醐天皇方に転じ、建武の新政が瓦解すると足利尊氏に従い、最後は対立していた足利直冬と籠山で決戦に及び、敗北後自刃したと伝えられています。

中世は小平井の領主から庇護され天文4年には渡辺正が社殿を再建し山林を寄進、天文5年には石鳥居を寄進しています。

明治時代初頭に発令された神仏分離令後に村社に列格しています。

社殿は明治19年に改築された建物で、拝殿は木造平屋建、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間唐破風向拝付。本殿は一間社入母屋造、銅板葺き、正面千鳥破風、正面1間唐破風向拝付、浜縁、高欄付。

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