林野神社

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林野神社
林野神社
林野神社
林野神社
林野神社
林野神社
名 称 ・林野神社一の鳥居
読み方 ・はやしのじんじゃいちのとりい
祭 神 ・主祭神:天照大神
場 所 ・岡山県美作市朽木
建築年 ・元禄3年=1690年9月
種 類 ・明神鳥居
材 質 ・石造
形 状 ・幅2.98m、高さ3.65m
製作者 ・−
奉納者 ・−
文化財 ・美作市指定有形文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想
備 考
林野神社:由来・歴史・概要
・林野神社は和銅6年(713)以前に開創されたとも、応神天皇の御代に伊勢神宮の禰宜として奉仕した神主家である荒木田氏が伊勢神宮から天照大神の御霊を勧請し開創したとも云われ、当初は荒木田大明神と称したとされます。

寛治年間(1087〜1094年)に中納言大江匡房が美作国に下向した際、当社が菅原道真所縁の社である事を知った事から篤く帰依し、天児屋根命、応神天皇、稲荷大明神、天満神の御霊を相殿に勧請した事から荒木田五社大明神と呼ばれるようになったとされます。

歴代領主からも崇敬され、戦国時代には浦上村宗・宗景が宮殿を再建する等庇護された事で社運も隆盛しましたが、天正年間の兵火により社殿が焼失しています。

江戸時代に入ると美作津山藩から庇護され、貞享4年(1687)には藩主森美作守長成が本殿を寄進しています。

当地は吉野川舟運の川湊があり、境内が吉野川に接し社殿はその方向を向いていた事から関係者から篤く崇敬され、船着場から直接鳥居を潜り航路の安全を祈願したとされます。

明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て、明治4年(1871)に社号を荒木田五社大明神から林野神社に改め、明治16年(1883)には郷社に列格しています。

その後、近隣11ヵ村に鎮座していた様々な社を合祀した事でその総社となっています。

御神木のケヤキは推定樹齢500年、樹高20m、幹周5.3m、貴重な事から美作市指定天然記念物に指定されています。

イチョウは推定樹齢200年、樹高22m、幹周5.7m、貴重な事から美作市指定天然記念物に指定されています。

本殿は貞享4年(1687)に造営された建物で、三間社入母屋造、銅板葺き、平入、桁行3間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り、三方縁側高欄付、左右脇障子付。

拝殿は木造平屋建て、入母屋、正面千鳥破風、桟瓦葺き、平入、桁行5間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、正面1間唐破風向拝付。幣殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入。

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