渡邊六郎兵衛家住宅(飯豊町)

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渡邊六郎兵衛家住宅長屋門
渡邊六郎兵衛家住宅の画像
渡邊六郎兵衛家住宅の画像
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名 称 ・渡邊六郎兵衛家住宅長屋門
読み方 ・わたなべろくろうべえけじゅうたくながやもん
場 所 ・山形県西置賜郡飯豊町大字黒沢字南舘
建築年 ・明治42年=1909年
種 類 ・長屋門
形 状 ・切妻、鉄板葺、土蔵造2階建、白漆喰仕上げ、建築面積137u
文化財 ・国登録有形文化財
備 考
渡邊六郎兵衛家住宅:由来・歴史・概要
・渡辺家は伊達家の家臣だった家柄ですが、戦国時代から江戸時代初期に越後の上杉家が当地を支配するようになると帰農しました。

その後は当地の開発に尽力し、豪農として発展、さらに酒造業や金融業等多角経営を行い飯豊町を代表するような大地主となっています。

当家出身の渡邊吉郎は名医として名を馳せ、米沢藩の蘭医である堀内塾で医学の基礎を学ぶと、世界で初めて全身麻酔を用いた乳癌手術を成功させた華岡青洲の弟子となり、江戸でも有名な医師として広く知られるようになりました。

後年は庄内藩に招かれ扶持を与えられ、天然痘の予防接種である種痘を庄内地方に広める事でも尽力しています。

渡邊六郎兵衛家住宅長屋門は腰壁を煉瓦張、中央の入口の上部に筬欄間を嵌め込み、天井を格天井にする等意匠的にも優れており、重厚な観音扉の開口部を連続させる事で景観的にもインパクトがあり、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成30年(2018)3月27日に国登録有形文化財に登録されています。

渡邊六郎兵衛家住宅長屋門(山形県飯豊町):動画

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