浄国寺(東根市)の山門

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浄国寺
浄国寺の画像
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名 称 ・浄国寺の山門
読み方 ・じょうこくじのさんもん
場 所 ・山形県東根市本町
建築年 ・江戸時代
種 類 薬医門
形 状 ・切妻、銅板葺き、三間一戸
文化財 ・−
備 考
浄国寺:由来・歴史・概要
・浄国寺は慶長元年(1596)に東根城の8代城主里見薩摩守景佐が生母の菩提を弔う為に開創した浄土宗の寺院です。

里見景佐は名将として知られ東根城を近代城郭へと拡張整備し、それに伴う掘割や町割りを行い、浄国寺は東根城の西方の守りを担う要地に配されたと思われます。

里見景佐は先代の東根城の城主東根頼景に仕えたものの、山形城の城主最上義光と図り頼景を殺害、下克上により東根城の城主になった人物な為、前半生の記録が無く、両親も誰だったのかは不詳です。

元和8年(1622)に最上家は御家騒動により改易になると景佐を継いだ東根源右衛門尉親宜も連座し蜂須賀家の預かりの身として当地を離れ、東根城も寛文元年(1661)に廃城。

その後、東根城の一部が陣屋として利用されたものの寛文8年(1668)に天領になった事を受けて陣屋も破却されています。

浄国寺の山門は東根城の城門、又は東根陣屋の陣屋門が移築されたと伝えられており、享保5年(1720)頃に火災で浄国寺が被災した際も門扉だけは焼失を免れたとされます。

明治27年(1894)に常楽寺ほか5ヶ寺の発願で創設された東通り三十三観音霊場の第2番札所。

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