尾崎神社(金沢東照宮)

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尾崎神社(金沢東照宮)
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尾崎神社(金沢東照宮)
尾崎神社(金沢東照宮)
名 称 ・尾崎神社(金沢東照宮)
読み方 ・おざきじんじゃ(かなざわとうしょうぐう)
祭 神 ・天照大神、東照大権現、前田利常
場 所 ・石川県金沢市丸の内5
備 考
尾崎神社(金沢東照宮):由来・歴史・概要
・尾崎神社は寛永20年(1643)に、加賀前田家4代目当主、加賀藩3代目藩主の前田光高が東照大権現こと、徳川家康の御霊を勧請し開創された神社です。

前田光高の母親は2代将軍徳川秀忠の娘である珠姫である事から、徳川家康は光高から見ると曾祖父に当たり、寛永6年(1629)には3代将軍徳川家光から「松平」姓と偏諱「光」が与えられています。

さらに、前田光高は徳川家光の衆道相手との噂が立つ程、関係が深く、奥方である大姫も家光の養女である事から、非常に幕府に対して忠誠心が高かったとされます。

そのような中、寛永13年(1636)に徳川家光が徳川家康の21年神忌に向けて日光東照宮の大造替が始められました。

それを受けた光高は、寛永17年(1640)に酒井讃岐守の仲介により幕府に東照大権現勧請の許可を求め、家光から認められています。

光高は、居城である金沢城の北の丸に寛永19年(1642)から社殿の造営を行い、寛永20年(1643)9月17日に落成すると、東叡山の常照院・松壽院等により鎮座祭が執行されています。

社殿の設計は幕府の作事方総大工木原杢允が行い、施工は加賀藩のお抱え大工である清水助九郎、飾り金具などの意匠は京都や金沢の職人がその任を担っています。

朱塗りの社殿は壮麗で煌びやかな彫刻や金具は目を見張った事から日光東照宮の縮図ともいわれ、「金沢城の江戸」や「北陸の日光」などと称されました。

加賀藩前田家が徳川家康の御霊を祭る神社を創建した事で、諸大名も幕府への忠誠心を示す為に知行地に東照宮を創建する動きが活発になったとも云われています。

その後は歴代前田家当主から崇敬庇護され、社領120石が安堵、明暦3年(1657)には150石が寄進されています。

別当寺院は鎮座祭を執行した上野寛永寺の支院である常照院が担っていましたが、その後は天台宗の寺院、出雲寺がその任を引き継いでいます。

明治時代初頭に発令された神仏分離令により、明治2年(1868)に仏像や仏具などの仏教色が一掃され、別当寺院だった出雲寺の僧侶だった西岡氏は還俗し、当社の神主となっています。

明治4年(1870)に施行された廃藩置県により加賀藩が廃藩になると、外護者を失った為、次第に衰微しましたが、明治5年(1871)11月に村社に列しています。

明治7年(1874)6月には改めて天照大神と加賀前田家3代目当主、加賀藩2代目藩主前田利常の御霊を勧請合祀し社号を東照三所大権現社から尾崎神社に改め、明治9年(1876)12月に郷社に昇格しています。

社号は山の尾と呼ばれた現在の小立野台地の突き出た鼻先(崎)に位置していた事が由来になったとも云われています。

明治11年(1878)に金沢城が陸軍省に接収され、同年9月に境内地も軍の設備が設けられる事になると、同年11月に加賀藩御算用場だった現在地に遷座しました。

金沢城北の丸の境内には本殿の他、幣殿、拝殿、水屋、井戸、本地堂、宝蔵、御供所、摂社、随身門、惣門がありましたが、随身門と摂社は移築されず、本地堂は長田菅原神社に移築され護摩堂として再利用されています。

尾崎神社本殿は寛永20年(1643)に竣工した建物で、三間社流造、銅瓦棒葺、桁行3間、梁間2間、面積20.6u、貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。

尾崎神社拝殿及び幣殿は寛永20年(1643)に竣工した建物で、拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅瓦棒葺、平入、正面千鳥破風、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付。

幣殿は、入母屋、銅瓦棒葺、桁行2間、梁間1間、拝殿・弊殿合わせた面積は54.5u、尾崎神社拝殿及び幣殿は貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。

又、拝殿に掲げられている三十六歌仙の額は、作者は不明なものの前田利常が描き、山本源右衛門が和歌を筆したと伝えられています。

尾崎神社中門と透塀は、寛永20年(1643)に竣工した建物で、中門は平唐門、銅瓦棒葺、一間一戸、透塀は、桟瓦葺、東西52尺、南北52尺、両建物とも貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。

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