東山菅原神社の鳥居

  全国の歴史的(遺跡・遺構・遺物・建造物)>東山菅原神社

東山菅原神社
東山菅原神社
名 称 ・東山菅原神社の鳥居
読み方 ・ひがしやますがわらじんじゃのとりい
祭 神 ・菅原道真公
場 所 ・石川県金沢市東山1丁目
種 類 ・神明鳥居
材 質 ・石製
文化財 ・伝統的建造物(工作物)
評 価 ★★★★★☆☆☆☆☆
感 想 ・規模は大きくはありませんが洗練された神明鳥居です。
備 考
東山菅原神社:由来・歴史・概要
・東山菅原神社は文政3年に卯辰茶屋町が開設した際、菅原道真の御霊を勧請し開創したと伝わる神社で、当町で働く芸妓達から信仰されました。

当初は観音町に境内を構えている西源寺の後に鎮座していましたが、その後、現在地である宇多須神社の正面に遷座し、ひがし茶屋街の鎮守社、芸妓達の守護神として篤く奉斎されました(宇多須神社の末社)。

祭神である菅原道真は加賀藩主前田家が祖と掲げた人物で、前田家は菅原姓を名乗り家紋も道真と梅との関係に因み梅鉢紋を採用していた事から、当社も篤い庇護を受けたと思われ社殿の扉にはその梅鉢紋が彫刻されています。

社殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、外壁は白漆喰仕上げ、梁等の構造財は立派な木材が利用され、正面には歴史を感じさせる小さな狛犬が向かい合って安置されています。

女性に御利益がある神社として知られ、参拝に来た女性が雄の狛犬の頭と、社殿で祀られている陽石の頭を撫でると幸せを掴む事が出来ると伝えられています。ただし、社殿内部には祭日等、特別の日だけにしか昇降出来ないようです。

又、境内には女松と呼ばれる赤松と男松と呼ばれる黒松も生育されており、こちらも男女一対となっており「良縁の松」とされています。松に付けられた傷は太平洋戦争中に少しでも油を得る為に行われたものとされ当時の日本の惨状が伺える遺構でもあります。

東山ひがしが国の伝統的建造物群保存地区選定されると社殿と鳥居等が伝統的建造物に指定されています。

東山菅原神社:関係動画

東山菅原神社:付近地図
MapFanで大きな地図を見る

石川県の鳥居・探勝のリンク
東山菅原神社小坂神社
※リンクは自由ですが、文章や画像のコピーは禁止しています。何かありましたらメールしてください。
プライバシーポリシーはこちらです。