小坂神社の鳥居

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小坂神社(一の鳥居)
小坂神社(一の鳥居)
小坂神社(一の鳥居)
小坂神社(一の鳥居)
名 称 ・小坂神社の鳥居
読み方 ・こさかじんじゃのとりい
祭 神 ・天兒屋根命、武甕槌神、比淘蜷_、經津主神、饒速日命
場 所 ・石川県金沢市山の上町
建築年 ・明治時代
種 類 ・明神鳥居(台輪鳥居)
材 質 ・石製
製作者 ・大石久次郎
文化財 ・金沢市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・全体的には均整が取れていますが、島木と貫の隙間が狭い印象です。
備 考
小坂神社:由来・歴史・概要
・小坂神社は養老元年に開創されたと伝わる神社で、平安時代後期の延長5年に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された加賀十三座の中の一社、「神田神社」だったとされます(論社)。

中世は奈良春日大社の荘園である小坂荘(金沢市北東部の旧小坂村 )の総社として信仰を集めました。

しかし、室町時代に入ると一向一揆衆から攻撃対象となり、文明年間にその兵火により社殿が悉く焼失し衰微しました。

寛永13年に住民達から当社再興の機運が高まり、その願いを聞き遂げた加賀藩2代藩主前田利常が祈願所として再興し、事ある毎に当社に祈願したそうで、宇多須神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮と共に金沢五社に数えられました。

松尾芭蕉が奥の細道で金沢を訪れた際、小坂神社を参拝し句会を開いたと伝えられ、参道には「芭蕉翁巡錫地」の碑が設けられ立花北枝の句である「此の山の神にしあれは鹿に花」が刻まれています。

又、境内社として冨士社、菅原社、稲荷社、鳴滝社があり、特に富士社は加賀藩2代藩主前田利常の正室である玉姫の病気祈願所とされ、以来、病平癒に御利益があるとして信仰されています。

更に鳴滝社は、元々は清滝権現と称し、源義経が奥州平泉(岩手県平泉町)に落ち延びた際、ここで武蔵坊弁慶が「鳴るは滝の水」の舞曲を奏したと伝えられています。

明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色を一掃し社号を「小坂神社」に改めています。

本殿は貞享5年に再建された建物で、四間社流造、銅板葺き、正面3間向拝付、三方浜縁、高欄、脇障子付、浜床、木部朱塗り、貴重な事から金沢市指定文化財に指定されています。

小坂神社の境内を聖域だった事から古木大木が多く貴重な事から金沢市の保存樹林に指定されています。

祭神は天兒屋根命、武甕槌神、比淘蜷_、經津主神、饒速日命。

参考:鳥居・探勝:石川県編

小坂神社(二の鳥居)
小坂神社(二の鳥居)
場 所 ・石川県金沢市山の上町
建築年 ・明治時代
種 類 ・明神鳥居(台輪鳥居)
材 質 ・石製
製作者 ・大石捨次郎
文化財 ・金沢市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
備 考
由来・歴史・概要
・小坂神社の境内には様々な石造物が建立されており、燈籠18基、手水鉢1基、石碑1基、鳥居2基、神鹿2基の合計24基が貴重な事から、名称「小坂神社石造物群」として金沢市指定文化財に指定されています。

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