正法寺(長野市) |
全国の歴史的(遺跡・遺構・遺物・建造物)>正法寺 |
正法寺 |
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名 称 | ・正法寺 |
読み方 | ・しょうぼうじ |
場 所 | ・長野県長野市中条日下野 |
宗 派 | ・真言宗豊山派 |
札 所 | ・信濃三十三観音霊場:第30番札所 |
備 考 |
正法寺:由来・歴史・概要
・正法寺は大同年間(806〜809年)に当時の征夷大将軍である坂上田村麻呂が東夷東征の折、当地を訪れた際に開創したと伝わる真言宗の寺院です。
その後、高僧として知られた行基菩薩が本尊として聖観音菩薩像を勧請し寺院として整備したとされます。 平安時代末期には木曽義仲が祈願所として庇護し、200貫文を、南北朝時代には北条時行が太刀を奉納しています。 明徳4年(1393)に尊海和尚が中興開山したものの江戸時代中期になると既に衰微していた事から正徳年間(1711〜1716年)に、それを憂いた松代藩主真田家により再興され、幟が奉納されています。 木造聖観音菩薩立像は平安時代中期の10世紀頃に制作されたもので、檜材、一木造り、像高97.0cm、胡粉地彩色、彫眼、長野県内の現存する木彫像としては、長野市松代町に境内を構えている清水寺に安置されている諸像に次ぐ古作として貴重な事から、長野県の県宝に指定されています。 木造四天王立像は2躯あり、1躯は9世紀に制作されたもので、檜材、一木造り、像高99.5cm、胡粉地彩色、彫眼、もう1躯は11世紀に制作されたもので、檜材、一木造り、像高104.3cm、胡粉地彩色、彫眼、長野県内最古級の四天王像として貴重な事から、長野県の県宝に指定されています。 宮殿は寛永3年(1626)に制作されたもので、桁行1間、梁間1間、入母屋、木瓦葺き、棟梁は戸隠山中院の宮大工中川木エ右衛門、貴重な事から長野市指定文化財に指定されています。 本堂は明治14年(1881)に造営された建物で、木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、正面1間向拝付、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊である聖観音菩薩像が安置されています。 山門は切妻、鉄板葺き、三間一戸、単層八脚門、桁行3間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り、内部には仁王像が安置されています。 信濃三十三観音霊場第30番札所(札所本尊:聖観音菩薩・御詠歌:しょうほうじ つきはみかのの みねにいで くだるかたおか てらのともしび) 長野県:歴史的建造物・再生リスト
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