菅原神社の鳥居

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菅原神社
菅原神社
菅原神社
菅原神社
名 称 ・菅原神社の鳥居
読み方 ・すがわらしゃのとりい
祭 神 ・菅原道真朝臣
場 所 ・新潟県魚沼市小平尾
建築年 ・安政4年=1775年
種 類 ・台輪鳥居
材 質 ・石製
形 状 ・−
製作者 ・高遠出身の石工
奉納者 ・−
文化財 ・魚沼市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・基本に忠実なシンプルな鳥居で均整が良く取れ、正に鳥居といった印象を受けました。逆に紙垂というか注連縄の個性が目につきます。
備 考
菅原神社:由来・歴史・概要
・菅原神社は寛永2年に開創したと伝わる神社で、以来、北魚沼郡小平尾村の産土神として奉斎されてきました。

鳥屋ヶ峰の尾根の先端に鎮座している事から登山者も当社で参拝してから山に入る事が常のようです。

江戸時代後期に小平尾村に著名な石工を輩出した信州伊那高遠出身の石工が住み着くようになり、安政4年(1775)に菅原神社の石鳥居が制作され、安政5年(1776)には狛犬が制作されています。

さらに銘は無いものの地蔵の石仏等も高遠石工の作品とされています。

高遠石工は小平尾村の村人達にもその技術を伝授したようで、江戸時代末期頃から「石工の村」として知られるようになり、明治時代から昭和初期にかけては村内だけでなく数多くの北魚沼地域の石造物を小平尾村出身の石工が手掛けたとされます。

菅原神社の石彫物群は小平尾石工と高遠石工との関係を物語る遺構として貴重な事から昭和53年4月1日に魚沼市指定文化財(美術工芸品)に指定されています。

明治時代以降も無格社でしたが村人から篤く奉斎され続けられたようです。

拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、妻入、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は板張り、正面1間向拝付、本殿は昭和22年に下条小学校の奉安殿を譲り受けて移築改修したとされます。

菅原神社:付近地図
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