宿根木白山神社石鳥居

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宿根木白山神社
宿根木白山神社石鳥居
宿根木白山神社石鳥居
宿根木白山神社石鳥居
宿根木白山神社石鳥居
宿根木白山神社石鳥居
名 称 ・宿根木白山神社石鳥居
読み方 ・しゅくねぎはくさんじんじゃいしとりい
祭 神 ・菊理姫命
場 所 ・新潟県佐渡市宿根木
建築年 ・安永2年=1773年
種 類 ・明神鳥居
材 質 ・花崗岩(尾道産)
形 状 ・−
製作者 ・尾道出身の与三郎
奉納者 ・宿根木の船主高津勘四郎の寄進
文化財 ・佐渡市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・意匠的には素朴な鳥居ですが、当社が北前船の寄港地として、その関係者から篤く帰依されていた歴史的背景が伺える貴重な存在です。
備 考
宿根木白山神社:由来・歴史・概要

白山神社は建治3年に加賀国一宮である白山比盗_社から御霊を勧請し開創された神社です。当初は個人宅で奉斎されていましたが、嘉元2年に村の鎮守として現在地に遷座し社殿が造営されています。

御神体は日本海から近くの浜辺に流れ着いた菩薩像で神仏習合していた事が窺えます。

隣接するた時宗の寺院である「称光寺」は村人全てがその檀家で、白山神社は氏子である事から、称光寺は白山神社の別当寺院だったと思われるますが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により独立し村社に列格しています。

現在の本殿は寛文元年に造営されたもので、若狭小浜出身の牛田治兵衛が棟梁として手掛けています。拝殿には左「天満宮」 中央「白山神社」 右「龍王殿」の奉斎されています。

宿根木白山神社石鳥居は安永2年に宿根木の船主である高津勘四郎が寄進したもので、石工は尾道(現在の広島県尾道市)出身の与三郎、北前船が西国で荷物を下ろすと船が軽くなり航行が不安定になる為、石造物を購入しそれを重石にしたと考えられます。

宿根木白山神社石鳥居は貴重な事から佐渡市指定有形文化財に指定されています。

又、鎮座地が国選定の重要伝統的建造物群保存地区である佐渡市宿根木伝統的建造物群保存地区に選定されると伝統的建造物に指定されています。

さらに、日本遺産である「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」の構成文化財に認定されています。

白山神社の例祭では大神楽舞楽「ちとちんとん」や大獅子、鬼太鼓が、集落の家内安全 商売繁盛 などを祈願して村中を練り歩くもので、特に「ちとちんとん」は若い船員が難所を通る際に海神である船玉明神に安全祈願する為に奉納した事が由来とされ、貴重な事から新潟県の無形民俗文化財に指定されています。

祭神は菊理姫命、配祀は伊佐奈岐尊、伊佐奈美尊、金刀比羅宮、天満宮、鹿島神、竜王殿。

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