岡八幡神社の鳥居

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岡八幡神社
岡八幡神社
名 称 ・岡八幡神社の鳥居
読み方 ・おかはちまんじんじゃのとりい
祭 神 ・誉田別命、木花開耶姫命、天照皇大神、火気都比売命
場 所 ・山梨県笛吹市八代町岡
建築年 ・江戸時代初期(延宝4年=1676年)
種 類 ・明神鳥居
材 質 ・石製
形 状 ・高さ7尺、柱間6尺
製作者 ・伝:大阪出身の石工吉兵
奉納者 ・−
文化財 ・笛吹市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・柱の傾斜がややキツイ為か、笠木、島木が一般的な鳥居より柱から張り出しているような印象を受けます。又、張り出している部分からの反りもキツメでやや厳つい鳥居を表現したかったのかも知れません。
備 考
岡八幡神社:由来・歴史・概要
・岡八幡神社が何時頃開創されたのかは判りませんが、誉田別命の後胤とされる朝日長者、夕日長者の一族が当地を支配した際、祖霊である豊前国宇佐八幡宮の御霊を勧請し開創したと伝わる神社です。

鳥居に扁額に刻まれた石華表額字「八幡宮」は後陽成天皇第八皇子宮良純入道親王の書との伝承がある為、関係性が窺えます。

宮良純入道親王は寛永20年に甲斐国天目山に配流され、その後、甲府の興因寺(甲府市下積翠寺町)に幽閉された為、この期間に関係があったのかも知れません。

明治15年に村内にあった間社・御崎社・伊勢社が合併しています。

本殿は延宝2年に再建され、嘉永5年に新築されたもので、一間社流造、内部には延宝2年に諸太夫前内侍主事藤原清重が奉納した「法華経八巻」が収められています。拝殿の建築年は不詳ですが、延宝2年と享保9年に修築された古建築物で、木造平屋建、入母屋、鉄板瓦棒葺き、平入、桁行3間。

石造庚申神殿は江戸時代末期に制作されたもので、入母屋造、内部には庚申待の本尊 青面金剛が彫刻が施され、優秀な石造工芸との評価を受け笛吹市指定文化財に指定されています。

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