六渡寺日枝神社の鳥居

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六渡寺日枝神社
六渡寺日枝神社
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六渡寺日枝神社
六渡寺日枝神社
六渡寺日枝神社
六渡寺日枝神社
六渡寺日枝神社
名 称 ・六渡寺日枝神社の鳥居
読み方 ・ろくどうじひえじんじゃのとりい
祭 神 ・大山咋の神、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来
場 所 ・富山県射水市庄西町
建築年 ・天保10年=1839年
種 類 ・山王鳥居
材 質 ・石製
形 状 ・−
製作者 ・−
奉納者 ・湊屋清右衛門・北野屋与八
文化財 ・射水市指定文化財
評 価 ★★★★★★★☆☆☆
感 想 ・一般的な山王鳥居と比べると上部の三角形の角度がキツク高さがある為、妙にアンバランスで無骨な印象を受けます。さらに三角形の頂部には短く角度のある笠木が設けられており、奉納者の生業に因み北前船を模したとも云われています。そう言われれば、そのように見えますね。
備 考
六渡寺日枝神社:由来・歴史・概要
・六渡寺日枝神社は山王信仰の中心である日吉大社の末社です。

伝承によると養老元年に当地に行脚で訪れた行基菩薩が養老寺を開山した際、鎮守社として近江日吉大社から御霊を勧請し開創したと伝わる神社です。

一方、平安時代後期頃には越中国衙の経済活動を支える役所である沙汰所の管理を当社の関係者と思われる六度寺神人が担っていたと大治2年に編纂された「日吉大社禰宜祝部某書状」に記録されている事から少なくとも、その頃には奉斎されていたと推察されます。

境内のある六渡寺湊が栄えると、そこで働く関係者から篤く信仰されるようになり、鳥居や玉垣が奉納されています。特に玉垣275本には北前船等で六渡寺湊に寄港し多くの利益を得て、玉垣を奉納者した商人や廻船問屋等の名前が刻まれており、信仰の篤さと同時に貴重な資料としても価値が高く射水市指定文化財に指定されています。

古くから神仏習合していましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色を廃し、社号を山王宮から日枝神社に改めています。

旧本地仏である、釈迦如来像は平安時代末期に制作されたもので杉材、一木造り、薬師如来像と阿弥陀如来像は室町時代中期に制作されたもので檜材、寄木造、何れも貴重な事から射水市指定文化財に指定されています。

又、毎年5月14日に開催される春祭りと、10月6日に開催される秋祭りでは「六渡寺獅子舞」が奉納されます。

参考:鳥居・探勝:富山県編

六渡寺日枝神社:付近地図
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