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安楽寺:由来・歴史・概要
・安楽寺の本尊である聖観世音菩薩像は行基菩薩が巡錫で当地に訪れた際、自ら彫刻し巌窟に納めたと伝えられる真言宗智山派の寺院です。
大同元年(806)に坂上田村麻呂が東夷東征で当地まで進軍した際に、寺院として整備されました。
平安時代末期には源頼朝の弟である源範頼の隠遁地となり三重大塔と大講堂を造営し近くに境内を構えている息障院が範頼館跡と伝えられています。
天文6年(1537)に小田原北条氏方の北条氏康による上杉憲政方の松山城攻めの兵火により全山焼失し衰微しました。
その後、再興を果たし、江戸時代には随時堂宇が再建されています。
本堂は寛文元年(1661)に秀慶の発願で造営された建物で、木造平屋建て、寄棟、銅瓦棒葺き、平入、正面1間軒唐破風向拝付、貴重な事から埼玉県指定文化財に指定されています。
仁王門と金剛力士像は元禄15年(1702)に法印賢秀の発願で造営された建物で、切妻、銅板葺き、三間一戸、八脚単層門、桁行3間、梁間2間、貴重な事から埼玉県指定文化財に指定されています。
三重塔は寛永年間(1624〜1643)に祖法印杲鏡の発願で造営された建物で、総高約24.3m、銅板葺き、三間三重塔婆、貴重な事から埼玉県指定文化財に指定されています。
坂東三十三観音霊場:第11番札所(御詠歌:吉見よと 天の岩戸を 押し開き 大慈大悲の 誓いたのもし・札所本尊:聖観世音菩薩)。関東八十八箇所霊場:第75番札所。東国花の寺百ヶ寺:埼玉第5番札所。中武蔵七十二薬師霊場:第62番札所(御詠歌:詣で来て 頼みを掛けよ 名にし合う 安く楽しむ 寺の御仏)。武州八十八所霊場:第36番札所。彩の国武州路十二支霊場の申年霊場(札所本尊:大日如来像)。
安楽寺(比企郡吉見町御所):動画
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